厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

リーガルイリーガル

休日なのにもかかわらず、昼間は明るいのが怖くて動けないでいて、暗くなってから少しスニッフをして髪の色を少し変えて、それから外へ。相変わらず下北沢。今は煙草、安定剤眠剤で十分だ。お酒をやめてもこんなんじゃあなあ。禁酒して一ヶ月が経とうとして…

肉じゅばんのトロッコ

さがしてもみつからない。酒なんてのみたくない。煙草なんて吸いたくない。誰かが隣にいる永遠なんてありえない。そこに永遠はない。永遠を探して転がり続ける。くだらない肉体に痣だらけの脚で突っ立ってどこへもいけないままぼうっと階段を見上げて、登れ…

ノーテイク

仕事が終わって帰宅。朝は嫌いだけれど朝と夜の間、屋上で吸う煙草は好きだ。今日はワインをいただいた。美味しいのだけれど、ほんとうにもうわからない。美味しいんだ、ありがたいんだ。飲めることもなにも。誰もいない。毛布とベッドと机だけがそばにいて…

ボーイズ・ドント・クライ

アブサンをロックで2杯と缶ビールを三本とチューハイ一本。アブサンの心地よさ。酒はもう惰性でしかなく、好き嫌いで聞かれれば好きだけれどそれすらどうでもいいな。話をしよう。他愛ないものでいいんだ。食べたご飯の話でも誰かの好きなものの話が聞きたい…

机上の空論

目が覚めて、ずっとずっと空白ばかりだ。どうしようもない感情と折れた傘はだれのせいだろ。被害者のふりは楽だろう。自分のせいにしてれば、いくらか楽になるんだろって、しってる。全部知ってたって無意味だろ。虚しくなるのももういいかな。届かない距離…

月光の囁き

部屋から出るのが億劫で 何もしたくないからとただただぼんやりして眠って勉強をしてギターを弾いて、ああ、仕事だと 職場へ向かい 帰って洗濯物をして眠る。そんな日々が続くと、人生とはこんなものなのか?と考えてしまうな。ただただずっと眠い、眠いのに…

墓に唾をかけろ

夜勤を終えて泥のように眠っていた。疲れた。明るい振りはできないな。どうしようもなく灰色で濁った思考しか生まれてこない。楽しかったはずなのに何もないことに気づいてしまった。感情の浮き沈み。なにも怖くない今は幸せだと感じたあとは必ず突き落とさ…

鞄にジャック・ダニエルを

誰かと向き合うために誰かを忘れること、忘れたくないことはどうすればいい?しまっておいて そっと撫でればいいのか、時々引っ張り出すのがいいのだろうか。 何もない。 なぞる記憶はもう擦り減って擦り減らして霞んでいるというのにこれから先に何を見られ…

赤兎馬を二杯

相変わらず眠れなくって、こんな時間。 錠剤、効かない。ほんの少しだけ焼酎を飲んだ。赤兎馬をロックで二杯ほど。久々にお酒を飲めば眠くなるかなあ、なんてのは淡い期待だった。 惰性で飲んでいた日々はもう終わってきっと幸せだなんて思っていた日々も終…

「遮光」

独りよがりで 誰のことも考えられないと言う。感傷に浸る間もなくなにも残らず朝日は誰を照らすこともなくカーテンに遮られてしまう。どこへも行けないのならどこにも行かなければいい。 額と額で会話をしようとしたって 伝わるはずもなく一つだってわからな…

禁酒6日目

禁酒をしてから6日が経った。 惰性で酒を飲んでいた日々に反省をしつつも、どうしてもやはり飲みたくなってしまう。飲んではいけない。暗示をかける。 この部屋のカーテンは遮光率が低い。この時間にはもう、部屋は明るく、眠れそうにない。 朝が嫌いで夜も…

人になりたい なれない

朝起きて二錠と昼過ぎに一錠、そして今、一錠。驚くほどに効かない。 昔の云々で耐性がついてしまっているのかもしれないけれど、薬なんかを数錠飲んだってどうこうなるわけがないのだ。 頭がぼうっとして、外は嘘を嘘を付く人ばかりどこへいっても怖い人ば…

「群衆」

心療内科なんてのも久々で、戸惑う。 昨日は内科、今日は心療内科、と、仕事へ行く前に少し点滴。 薬を飲んだところでどうにかなるもんじゃないのはわかってる。性格はきっと治らない。 ありがとうね、お疲れ様ね。 新宿は疲れる。 人が多くてグラグラしてし…

風の音とあなたについて

ああ、あの時の笑顔はちょっとよかったな、思い出してくすぐったくなる。熱も上がる。「今が無い」と、手探りで探ったところで何も出てこない。過去を思い返すばかり。 洗濯物は溜まって行くしどうしようもない日々だ、どうにかしてくれよなんて責任を課すの…

羽蟻

何も届かない場所は気が楽だった。その数日ももう、終わってしまう。明日からは仕事が始まる。 嫌わないでくれ。 酒を飲むのをやめろというのなら、今度こそやめよう。流れ出るのは青い血がいいというのなら、絵の具でも流し込むから、お願いだから誰も嫌わ…

おしゃれグルメさん

家に帰る前に猫に触れる。 私の指先を前足でつかんで、舌で舐めている猫をぽけっと見ていた。 猫よりも犬の方が好きだ。 微笑みよりももっと些細なものでいい。少し表情が緩むような、そんな瞬間が欲しい。あったら疑ってしまうのだろうけど、誰もが頷くよう…

五月の風は生ぬるく冷たい

眠れない、あまりに寒い。寒帯の反対はなんだ。風が唸る。静かにしてくれたら、リンゴを漬けたブランデーを一杯分けてあげる、お願いだから責めないでくれ。どうして生き延びているのか、意地だけかもしれないな。どうして生き延びているのか、誰かの犠牲の…