厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

とにかく今は眠りたい

忙しい日々が続いている。無関心と嫌いを天秤にかけるのは、あまり良くないと感じる。人の足音に怯える。一挙手一投足がこわい。味方などいないと知る。言っていることはわかるけれど、やっていることはわからない。どうしてわたしを責め立てるのだろう。どうしてと疑問は浮かびつつも、でも、きっとわたしが間違っているのだと思う、父や母からもそう言われ続けてきた、物心ついた頃から言われ続けているんだから、筋金入りの間違い野郎だ。やること為す事間違っているのだろう。正解がわからない。それで合ってるよ、大丈夫だよと言われたくて写真を撮っているような気さえする。純粋に楽しみたい。生とか死とかそういうのが撮りたい、美しさなんてクソ喰らえじゃないか。もう十数年もの間、ずっと普通になりたいと思っている。なれていると思う。けれど、普通になろうとすることが、そもそもの間違いだったのかもしれない。というか普通になりたいってなんだよ、わたしは最初っから凡人だ。間違い野郎で、凡人だ。普通、ってのは、多分人間社会でうまくやっていくとかそういうやつ。雁字搦めになる。0時。かわいそうに、外では自律神経の狂った蝉が鳴いている。とにかく今は眠りたい。