厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

墓に唾をかけろ


夜勤を終えて泥のように眠っていた。
疲れた。

明るい振りはできないな。
どうしようもなく灰色で濁った思考しか生まれてこない。楽しかったはずなのに何もないことに気づいてしまった。感情の浮き沈み。なにも怖くない今は幸せだと感じたあとは必ず突き落とされる。
たった一言をきっかけに灰色の思考はやってくる。やめてくれ、黙ってくれ。隣の部屋がうるさい。責められるのは苦手だ。何度も言わないでくれ。間違っているんだろ、どうせ。
肯定してくれなんて言わないからせめて否定しないでいてなんて烏滸がましいか。消えてなくなってしまえばいいのに。
とりあえずの優しさは受け取り側を追い詰める。無価値とまではいわないけれど、何にもならない事を知った。それがいつのことだったかも、いずれは思い出せなくなってしまうのだろ。

幸せも不幸せも手放してしまえたらどんなに楽だろう。少し鈍感なくらいがちょうど良いのかもしれないな。夢を動かすことなんてできないからさようならを考えるのだろう。
愛している?そんなわけはないと言い聞かせている?天邪鬼は誰だろう?