何もないような一日だった、けれど、毛布やシーツが軽やかに感じられた、それだけで佳い日だったのだと思う。
佳い日、と言うのは困難だ。
そうしようと思う自らのおもい、重い。
重圧、かもしれない。
けれど、それを求めるのが心地良いと感じる部分もある。
わたしの文章には、「感じる」、「思う」、が比較的多く記されるけれど、そう、心中を吐露しているに過ぎないのだから当たり前だ。
誰かが言っていた、引っ張られない方がいいと。
引っ張られる方をわたしは選択した、それだけのこと。至極単純である。
遠くで鳴っているのは、車が走る音。
静かな街。ベッドサイドのオレンジ色のひかり。
いびき。
犬。
見惚れる。看取る。怖いことだとも感じる、けれど、愛おしい。
あなたのこと。犬の目のあなたはいつも美しいよ。
犬が起きた。
珍しくビートルズ、これ、With a Little Help from My Friends…… 友達の、と言い、また寝息を立てている。
夢からさめるとどうしようもない気持ちになる。