厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

肉じゅばんのトロッコ


さがしてもみつからない。酒なんてのみたくない。煙草なんて吸いたくない。誰かが隣にいる永遠なんてありえない。そこに永遠はない。永遠を探して転がり続ける。くだらない肉体に痣だらけの脚で突っ立ってどこへもいけないままぼうっと階段を見上げて、登れないなあと絶望している。絶望しかないのだ。

こんな世の中、とも、誰かへ頑張れ、とも、永遠は終わりがあるのか。運命より必然が欲しい。誰か守って救ってくれ。他人よがりだよどうせ。今日だって、なにもしないで息だけしてた。馬鹿じゃないの。生きてたってすることもないのに。分かり合えない絶望不安焦燥後悔牽制。くそが。

ただ眠っていた。生きているのか死んでるのかわからない毎日がこわい。溶けてしまいそうだ。忘れてしまうのはこわいから明かりを覗いて、そこには誰がいただろう。傘の下の月には到底てが届かず、影に怯えてはうずくまって夢から覚めてどこへ行けばいいのかわからない。ぼんやりと追っていたって疲れるばかりでそれは何も誰かのせいじゃなくて