厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

You're my diva

 

「酒を飲めば好きだと伝えるのは容易だけれど素面じゃあ言えないな、好きか嫌いかじゃなくて一緒にいるんだから嫌いじゃない、ただ、嫌いになるまでここにいてくれとそれだけのこと」

 
君は可愛い人だ。愛なんて結局ね。必要とされていないことに怯えることも自己嫌悪することも殆どなくなったのに、本当贅沢だよな。
人の心ってのはある程度は想定できる、かもしれないけれど、結局のところ的確に把握できるのは目の前の事象だけであって、そこを掻い摘んで言葉や行動を通して互いに理解していくしかない。困難だ。
 
「好き」だなんてそういえばあの子には一度も言った事が無かった。
軽率だと感じていたし 否定されることが怖かった。
 
私には無かったものばかり、戸惑いは感じる、けれど、向き合いたいとやっと心から思えた。