厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

息嘯

自ら拒絶している、様な気がする、全てに於いて。愛されたいだとか、愛したいだとか、痛い話はもうやめにしよう。誰も彼もいつかはいなくなる。生きていれば、誰だって、100%死に至ります、わたしも、あなたも還ります。どこへ?海?宇宙?子宮?そんな馬鹿な話があるか、それが、あるんですよね、5億年過ごしたこと、ある?わたしはある。アカシックレコードだって覗いた。辞書というより、テレビだったね、アレは。同じ光景が何回もループして、全然起き上がれないの。小さい仏さんが行列になってお風呂場に案内してくれんの。クーラーをつけたら負けな気がして、網戸から入り込む少しの風を頼りに夜を過ごしているのだけれど、風と一緒に猫が喧嘩している声まで入ってくる、これは、多分、エオと名付けてたまに撫でている、あの鯖猫の声。君さあ、喧嘩をしている時も、えおーって鳴くんだね。勝っても負けても、えおーって鳴くのかな。どうでもいいけど。居場所がないと感じるのは、どこにいたってそう。けれど、どこに行ったって変わらない、変われないのだろうな。昼間にね、ミンミンゼミの声がして、もう夏か、夏じゃん、あと何回夏を迎えるのだろうとかボンヤリ考えてしまったよ、来年もちゃんと夏は来るのかな。来るか。疲れたな。わたしはわたしの事だけをいつまで経っても許せない、見殺しにしたんじゃないか。わたしが死ねば良かったのに、と思うくせに、死ぬ勇気なんてないんだよ、どうしようもないよね。おやすみ