厭世日誌

だなはのいせんじはみしなかみしるく

無明

朝起きて、コーンフレークにヨーグルトをかけて食べた。今朝は天気がいい。昨晩から、どうしようもない希死念慮に襲われている。御茶ノ水で乗り換え、向かいのホームで電車を待つ間、総武線に飛び込んでやろうかと考えて、何千人にも迷惑を掛けるだなんてと思いとどまった。きっと、私は、私が私の友人と会うことに背徳感を感じているのだと思う。私だけが楽しむなんて狡いんじゃないかとか、帰宅して家事をしながら、いつも、私だけが楽しんでしまってごめんなさい、ごめんなさいと、頭の中で懺悔がリフレインする。私は、あなたのお腹にしゅると入り込んで、一つのニンゲンに成れたらいいと思う。すべてを言葉にするでもなく分かり合いたい。言葉なんかあるだけ無駄だ。文学なんか何にもならない。誰も救ってくれやしません。楽に死にたい。私だけがいつも悲しいフリをしている。ノウミソに罅が入ったみたいだ。頭が割れそうなほど痛い。窓の外は泣きたくなるほどの晴天。洗濯物が揺れている。猫が通る。私だけが悲しいフリをしている。小指の先で足りるあなたのことがひとつもわからない。クソ、全部どうでもよくなってきたな。ああそう。あっ、そ。